大内ビューティークリニック|美容皮膚科|外苑前駅 徒歩1分
ボトックスとは
ボトックスはボツリヌス製剤を目的の部位に注入することで筋肉の動きやサイズを調整する治療です。
色々な治療目的で使用されますが、最も一般的なのは眉間や目尻など、表情が変化するときに筋肉を動かすことなどが原因でできる「表情じわ」を改善する治療です。
そのほか、小顔ボトックス(エラボトックス)など筋肉をすっきりさせる治療もあります。
このページでは、小顔ボトックス(エラボトックス)についてご説明します。
小顔ボトックスとは
小顔ボトックス(エラボトックス)とは、その名の通りボツリヌス製剤をお顔の両頬の下の方、通称「エラ」と呼ばれる部分に注入し、筋肉を小さくすっきりとさせることでお顔を小さく見せることのできる治療です。
いわゆる「エラ張り」というほどのエラがなくとも、筋肉によってフェイスラインが外側に張りでている場合は、この部分にボツリヌス製剤を注入することでフェイスラインがすっきりとして結果的に顔の大きさが小さく見えるようになります。
「エラ」と呼ばれる部分は咬筋という「噛む筋肉」があります。この筋肉にボツリヌス製剤を注入すると、1ヶ月くらいかけて筋肉がすっきりとしてきます。
筋肉は、アスリートのように鍛えているとどんどん太く大きくなりますが、逆に筋肉を使わないでいると筋肉はどんどん細くなりますよね。ボツリヌス製剤を筋肉に注射すると、その部分の筋肉はリラックスしてあまり使わない筋肉となります。そうすると、徐々に筋肉が小さくなっていくわけです。
歯ぎしりにも効果的です
歯ぎしり(食いしばり)は、眠っている時にこの咬筋に強い力が入ることで起きています。
歯ぎしりをしている本人はそのことに気づいていないことが多く、家族などに指摘されることが多いようです。歯医者さんに「奥歯がすり減っているから歯ぎしりしているのでは?」と指摘されて気づくということもよく聞きます。
小顔ボトックス(エラボトックス)は、歯ぎしりの改善にも非常に効果的です。
小顔ボトックス(エラボトックス)の効果の発現について
小顔ボトックス(エラボトックス)の治療後、2週間ほどフェイスラインがすっきりとした実感が出てきます。
治療に要する時間について
小顔ボトックス(エラボトックス)注入のみの所要時間は10分程度です。
所要時間は、診察などを含め全体で30分程度です。
治療前に注意すること
以下に当てはまる方は、治療前に医師に必ずお伝えください。
・全身性の筋肉の病気(筋萎縮性側索硬化症[ALS]、重症筋無力症、ランバード・イートン症候群など)にかかっている方
・妊娠または妊娠している可能性のある方、及び授乳中の方
注)妊婦、授乳婦に対する安全性は確立していないため、治療を受けることができません。
・妊娠する可能性のある方
注)ボトックス製剤の投与中、及び最終投与後2回の月経を経るまでは避妊する必要があります。男性は少なくとも3ヶ月避妊してください。
・過去にボツリヌス治療を受けてアレルギーを経験した方
・使用中の薬剤がある方(特に抗生物質、筋弛緩剤、精神安定剤など)
・喘息などの慢性的な呼吸器疾患や緑内障のある方
・他の医療施設にてボツリヌス製剤で治療を受けている方
治療対象疾患および投与日・投与量を必ずお申し出ください。
治療後に注意すること
治療後は以下の点に気をつけてください。副作用が気になる場合は、医師にご相談ください。
・注射当日の洗顔は問題ありませんが、注射部位を揉んだり、強くこすったりしないでください。
・注射部位に内出血を起こすことがあります。
治療間隔について
咬筋の発達具合は個人差が大きいため一概には言えませんが、小顔ボトックス(エラボトックス)は、2回目は約4ヶ月後を目安としておすすめしています。筋肉は、鍛えなければ(ボトックスの効果が持続している期間は)ほっそりしたままとなりますので、2回目の治療は早めにしておくと効果の持続が長くなるからです。
その後は半年ごと(個人差がありますが、4~12ヶ月ごと)でのメンテナンスが目安となります。
エラの張り具合が戻ってきたなと感じる頃や、歯ぎしり改善目的の方の場合はマウスピースの擦り切れが強くなってきた頃が目安です。
治療費について
アラガン社ボトックスビスタ®︎ または 韓国ヒューゲル社ボツラックスにて治療します。薬剤によりご料金が変わります。
この他、初診料or再診料、麻酔料(麻酔をご利用の場合)がかかります。
*麻酔料:ペンレス麻酔(シールタイプ)¥2,200- クリーム麻酔 ¥3,300-
*咬筋の発達が非常に強く、注入量が通常量の範囲を大きく超える場合は追加料金がかかります。